まつげを傷めていたものは何だったのか?

  Q.
「10年程前に
まつげエクステをして
地まつげが減ったり、
傷んだりしました。

今のまつげエクステは
あの頃と違うと聞きますが
何が違うのでしょうか?」


A.
「昔のまつげエクステと
今のまつげエクステが
違いは沢山ありますが

個人的にあの頃と
全く違うのは
ラッシュそのものの重さと
アイメイクの主流かなと思います。



昔はシングルラッシュしか
技術がなかったため

地まつげが
少ない方が
ボリュームのあるまつげを
目指すのに
細い地まつげであっても
太いエクステを無理に組み合わせる
選択肢しかなく、
地まつげに負担をかけてしまっていました。
また、それにより
すぐに外れるなどのトラブルも
起こりやすかったかなと思います。

またアイメイクの主流が
しっかりつけまつげをつけた
ボリュームのあるものでしたので
地まつげに負担がないようなラッシュで
可能な限りの本数をつけたとしても
ご自身の希望のアイメイクの濃さが
出ないということで
お客さまから
クレームにつながることが多く、
技術者も無理な太さや長さを
付けてしまうということが
多かったと思います。
状態を無視してでも
太く濃く長くつけてくれるのが
良い技術者というような
レベルの時代で
信念をもって技術を提供するのは
難しい時代でした。


今はアイメイクの流行もあり
まずお客さまが目指されているのが
がっちり太く濃く、
誰よりも目立つようなまつげではなく
自然なまつげエクステですし、

地まつげが少なければ
ボリュームラッシュのような
増毛技術もあります。

ボリュームラッシュが
日本に入ってきた頃は
わたし自身も新しい技術を信用出来ず、
導入には慎重でしたし、
理論を学んでも
こんなに沢山エクステをつけて
地まつげが傷まないか心配でしたが

実際に経過を見ていると
メインのエクステの太さが
0.07と極軽量になることで
ここまで地まつげのダメージは
軽減するものなのかと
正直驚きました。


シングルラッシュで人気の
シルクプロテインラッシュに
関しても同様で
軽量化により
ダメージ軽減だけでなく
持続も良く、

正直あの頃に
今と同じラインナップが
業界にあれば
あれほどまつげエクステが
悪者と言われる苦しい時代も
なかったのかと思うことがありますが

あの時代があったからこそ
日本の技術者は
お客さまのまつげを傷めないことを
優先事項の重きを
おいている方が多いと感じますし、
まつげケアの文化が
ある程度浸透しているのかなと
思います。

過去にまつげエクステが
あまりお好きでなかった方も
いらっしゃると思いますが
5年以上エクステをしていない方でしたら
進化を感じるレベルかと思いますので
また機会があれば
過去のイメージは捨てて
楽しんでいただければ幸いです。」


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